日本最古の映画館を訪ねて。

皆さん、「高田世界館」という映画館を知っていますか。日本で最も古い映画館であり、現在も映画を上映している105年の歴史を持つ建物です。と、偉そうに言いましたが、私がこの映画館を知ったのは今日の事です。

きっかけは、夜寝る前に少しテレビでも見ようと、チャンネルを回している時でした。古い映画館の特集がやってました。先日、「傷物語」のレビューを書きましたが、何を隠そう私、映画が昔から大好きなのです。勿論興味をひかれました。現在の支配人は28歳の方で、始めたのは2年ほど前の事。「まだまだこの建物に比べたら新参者ですよ。」若い支配人が言った一言に私はより興味を抱きました。こんな映画館が近くにあるのか。そう思って調べてみると、今話題となっている「この世界の片隅に」をやっているではないですか。この映画は以前一度見たのですが、もう最後は涙ボロボロで、素晴らしい映画だと絶賛していました。そんな映画なので、もう一度見たいとは思っていたのですが、まさかこんなタイミングでまた巡り合うなんて、と思いながらそのあとすぐに飛び出して、高田世界館に向かいました。

まあ道中、大寒波に見舞われて死にかけたり、事故りかけたりしましたが、無事何事もなく到着しました。

商店街の中にあり、細い路地を歩くと入り口がひっそりとありました。今は無くなってしまいましたが、昔のうちの近くにあった小さな映画館を思い出し、懐かしさを感じていました。入り口を開けるとすぐに受付があり、手渡しで券が渡され、ロビーに足を踏み入れました。

 

次回に続きます。